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バレーボールのセッターの子供の親ができること|責められやすい司令塔を支える関わり方【全ボール関与・ミス即失点・人間関係の3つの負荷別・トスが乱れた日/アタッカーとかみ合わない時/「声を出せ」と言われ続ける時の対応・家でできる3メニュー・突き指の扱い・OK/NG声かけ例】

2026/10/03 | 競技別

「今日、トス全部ずれてた」。試合帰りの車で、セッターの子がぽつりと言う。アタッカーが打ち切れなかった場面を、親も何度も見ています。「もう少し高く上げれば」と言いかけて、飲み込む。言わなかったのは正解です。でも、代わりに何を言えばいいかは分からない。バレーボールでセッターを任された子供の親は、たいていここで止まります。

結論:セッターの子に必要なのは、技術の指摘ではなく「責任の範囲を分けてやること」

セッターは全ボールに触り、ミスが即失点につながり、アタッカーとの関係まで背負う「責められやすい司令塔」です。この子に家で必要なのは、トスの修正点ではありません。「トスのズレ」「アタッカーの決定力」「レシーブの乱れ」を分けて、自分の分だけを引き受けさせることです。全部を背負った子は、次の試合で手が縮みます。親が家で責任の線を引き直してやると、コートでトスの手が伸びます。

この記事では、セッターが背負う3つの負荷、トスが乱れた日・アタッカーとかみ合わない時・「声を出せ」と言われ続ける時の声かけ、身長が低いセッターの強みの言葉にし方、家でできる3メニュー、突き指の扱い、セッターを外された時の対応まで、今日から使える形でまとめます。

バレーボールのセッターの子供が背負っている3つの負荷

まず、親がセッターというポジションの構造を知ることから始めます。構造が分かると、子供の落ち込み方が「性格」ではなく「役割」のせいだと見えてきます。

負荷1:全ボールに関与する(休む瞬間がない)

バレーボールは「3回で返す」競技です。レシーブ、トス、アタック。その真ん中に立つのがセッターです。味方のレシーブが上がれば、ほぼ必ず2本目はセッターが触ります。1セット25点なら、相手の得点を含めて40〜50本近いラリーの、ほぼすべてに関わります。

サッカーのFWなら、ボールが来ない時間があります。野球の打者なら、次の打席まで座れます。セッターには、その「ボールが来ない時間」がありません。レシーブが乱れたボールを追いかけ、走りながら判断し、上げる。1本終わればすぐ次です。小学生にとって、この連続は想像以上に消耗します。

負荷2:ミスが即失点になる(責任が目に見える)

セッターのミスは、ごまかしがききません。トスがネットに近すぎれば、アタッカーが打てません。低すぎれば、ブロックに捕まります。ダブルコンタクト(ドリブル)やキャッチ(ホールディング)の反則は、その場で相手の得点です。

しかもセッターのミスは「次のプレーが消える」形で出ます。アタッカーがミスすれば「打ったけど外れた」と見えます。セッターがミスすれば「打てる形にすらならなかった」と見えます。ベンチからも保護者席からも、原因がセッターだと分かりやすい。これが「責められやすい」の正体です。

負荷3:アタッカーとの人間関係を背負う

セッターは「誰に上げるか」を毎回選びます。エースに集めれば「あの子ばっかり」と言われます。分散させれば「決まる子に上げろ」と言われます。トスが合わなければ、アタッカーが首をかしげます。その仕草を、セッターの子は見逃しません。

小学生のチームでは、この人間関係の負荷が技術の負荷より重いことがよくあります。「自分のトスのせいで〇〇ちゃんが怒ってる」。この思いが、家に帰ってからも続きます。

少年野球のピッチャー・キャッチャー、サッカーのGKと同じ構造

この「全部に関わり、ミスが目立ち、人間関係を背負う」構造は、少年野球のピッチャー・キャッチャー・サッカーのゴールキーパーと同じです。重圧ポジションの子に親ができることは、競技が違っても共通しています。

トスが乱れた日の声かけ|「責任の範囲を分ける」の実践

本題です。試合でトスが乱れ、子供が落ち込んで帰ってきた日。親がやることは3つの順番で決まっています。

手順1:帰り道では「原因」を聞かない

「なんで今日ずれてたの?」は、子供にとって尋問です。本人が一番分かっていて、一番分かっていない問いだからです。帰り道は、原因を聞かず、事実だけを受け取ります。

NG「なんで今日あんなにトスずれてたの?」
OK「今日は本数多かったね。レシーブ、だいぶ乱れてたもんね」
「本数が多かった」「レシーブが乱れていた」は、親が見ていた事実です。評価ではありません。事実を言われると、子供は「見てくれていた」と感じ、口を開きやすくなります。

手順2:家に着いてから「3つに分ける」

落ち着いてから、紙でもスマホのメモでも構いません。今日の「決まらなかった場面」を、3つの箱に分けます。

箱中身誰の分か
①トスの箱高さ・ネットからの距離・タイミングがずれたセッター(自分)の分
②レシーブの箱セッターの位置まで返らなかった・走って上げたチームの分
③アタッカーの箱良いトスだったが打ち切れなかったアタッカーの分

小学生の試合では、②と③が半分以上を占めることが珍しくありません。走りながら上げたトスが乱れるのは、技術以前にレシーブの問題です。それを全部①に入れている子は、次の試合で手が縮みます。

NG「セッターなんだから、全部お前の責任だと思え」
OK「今日の決まらなかったやつ、①②③に分けてみよ。全部①じゃないはずだよ」
分けることは「責任逃れ」ではありません。自分の分を正確に引き受けるための作業です。自分の分が小さく見えると、子供はそこに集中できます。

手順3:①の箱だけを「次の1つ」にする

①の箱に残ったものの中から、1つだけ選びます。「ネットに近いトスが多かった」なら、次の練習で「ネットから少し離す」だけを意識する。2つ以上は選びません。小学生が試合中に意識できるのは、1つです。

NG「高さもタイミングも位置も、全部直さないとダメだよ」
OK「①の中で、次の練習で直したいの1個だけ選ぶとしたら?」

アタッカーとかみ合わない時|「相手のせい」でも「自分のせい」でもない整理

「〇〇ちゃんがトス合わないって言ってくる」。セッターの子が家でこれを口にしたら、親は2つのNGを避けます。1つは「じゃあ合わせてあげなさい」。もう1つは「〇〇ちゃんがわがままなんでしょ」。どちらも、子供を片方に追い込みます。

かみ合わないのは「2人の間」で起きている

トスとスパイクが合わないのは、セッターの技術でもアタッカーの技術でもなく、2人の「好み」が共有されていないことがほとんどです。高いトスが好きな子、低く速いトスが好きな子。ネット際が好きな子、少し離れたほうが打ちやすい子。これは話さないと分かりません。

スポーツ心理学の原因帰属理論(ワイナー)によると、人は結果の原因を「自分の内側」か「外側」か、「変えられるもの」か「変えられないもの」かで整理しており、その整理の仕方で次の行動が変わるとされています。「自分が下手だから」(内側・変えにくい)と整理した子は、動けなくなります。「好みをまだ聞いていないから」(外側・変えられる)と整理した子は、聞きに行けます。親の役割は、後者の整理に導くことです。

NG「合わないならセッターがちゃんと合わせてあげなさい」
OK「〇〇ちゃんは、高いのと速いのどっちが好きなんだろうね。聞いたことある?」
「聞いたことある?」は、問題を「技術」から「情報不足」に移す質問です。情報不足なら、聞けば解決します。子供にとって、動ける形になります。

「聞き方」まで家で練習する

「どんなトスがいい?」と聞くのは、小学生には難しいことです。相手に「お前のトスが悪い」と言われている気がするからです。家で、言い方を一緒に作ります。

  • 「次、ちょっと高めに上げてみるから、打ちにくかったら教えて」(提案型)
  • 「さっきのと、その前の、どっちが打ちやすかった?」(二択型)
  • 「ネットから離すの、どれくらいがいい?」(具体型)

どれも「あなたが悪い」を含みません。親が相手役になって、1往復だけ練習してから送り出します。

「もっと声を出せ」と言われ続けている子への関わり方

セッターは「声の役割」も背負います。「もっと声を出せ」「指示を出せ」「盛り上げろ」。コーチからも、チームメイトからも言われます。でも、トスを上げながら声を出すのは、小学生にとって二重の作業です。できなくて当然です。

「声」を3種類に分けると、出せる声が見つかる

「声を出せ」と言われている子は、「声」が1種類だと思っています。実際は3種類あります。

声の種類中身セッターに必要な順
①連絡の声「オーライ」「上げる」「ライト!」など、プレーに直結する短い言葉最優先
②励ましの声「ナイスレシーブ」「次いこう」など、仲間に向ける言葉2番目
③盛り上げの声「さあ来い!」など、場の空気を作る言葉最後でいい

「声が出ない」と言われる子の多くは、③ができないだけです。①は小さい声でも成立します。「上げる」の一言でアタッカーの準備が変わります。まず①だけを目標にします。

NG「セッターなんだから、もっと大きい声出さなきゃダメでしょ」
OK「声って3種類あってさ。『上げる』『ライト』だけ言えれば、セッターの声は足りてるよ」
声が出ない子の背景は、本サイトの「試合で声が出ない子への声かけ」でも扱っています。性格の問題ではなく、何を言えばいいか分からないだけのことが多いです。

身長が低いセッターの強みを、親が言葉にする

小学生のセッターには、チームで小柄な子が選ばれることがよくあります。本人は「背が低いからセッターにされた」と受け取っていることがあります。親はここで、強みを言語化しておきます。

セッターは、ネットの上で勝負するポジションではありません。ボールの落下点に速く入り、低い姿勢から安定して上げるポジションです。小柄な子は重心が低く、膝を使った移動が速い。相手ブロックを見ながら上げる判断に、身長は関係ありません。

NG「背が低いから、トスしかやらせてもらえないんだよね」
OK「背が低い子は、落下点に入るのが速いんだって。セッター向きなんだよ」
強みは、親が先に言葉にしておきます。本人が自分で気づくのは難しいからです。体格差の受け止め方は「体が小さい子のスポーツ」でも詳しく扱っています。
バレーボールを持って笑う子どもたち

家でできる3メニュー|指の感覚・膝と足首・体幹

技術指導は本サイトの範囲外ですが、セッターを「続けられる体」を家で守ることは、親の役割です。コーチから教わっているフォームを変えずに、土台だけを支える3つを紹介します。各5分以内。親が「やれ」と言うのではなく、横で一緒にやるのが続くコツです。

メニュー1:天井トス(指の感覚)

仰向けに寝て、ボールを真上に上げて、落ちてきたところをまた上げる。回数は20回を1セット。寝ているので、腕の力でなく指で上げる感覚だけが残ります。壁への反復より、小学生には安全です。

注意点は、ボールを「叩く」のでなく「迎えて送る」こと。音がバシッと鳴っていたら、叩いています。小さい音で続けられたら合格です。

メニュー2:膝と足首の可動(低い姿勢で動ける体)

セッターは低い姿勢で横に動きます。膝と足首が硬いと、かかとが浮いて姿勢が崩れます。足首を手で回す(左右各20回)、かかとをつけたままのしゃがみ込み(10秒×3回)。入浴後に行うと動きやすいです。

メニュー3:片足立ちキープ(体幹の安定)

走りながら止まって上げるセッターには、片足で止まれる体幹が要ります。目を開けて片足立ち30秒、慣れたら目を閉じて15秒。歯磨きの間にやると習慣になります。

やりすぎのサインに注意

日本スポーツ協会(JSPO)は「発育期のスポーツ活動ガイド」で、発育期は骨の成長に筋や腱の発達が追いつかず、同じ動作の繰り返しによる障害(オーバーユース)が起きやすいとして、休養日を設けることや練習量の管理を求めています。家メニューはチーム練習の「追加」です。練習が長かった日は休みます。指や膝に痛みがある日は、やりません。

指のケガとオーバーユースの注意点|「突き指」を軽く見ない

セッターは指でボールを扱うため、突き指のリスクがあります。ブロックやレシーブの乱れたボールを指先で受けた時に起きます。「突き指だから引っ張っておけば大丈夫」という古い対処は、やめてください。

日本学校保健会の学校保健ポータルサイト(群馬大学医学部整形外科学教室・高岸憲二教授執筆)によると、手指で多いけがは突き指とも言われる「骨性槌指(マレット指)」で、指先の関節を自分で伸ばせなくなり、放置すると指の変形(白鳥のくび変形)に移行するため、整形外科を受診させるべきとされています。また成長期の骨端線損傷は後遺症を残しやすいとも述べられています。

受診の目安

  • 指先の関節が自分で伸ばせない(第一関節が垂れたまま)
  • 腫れが翌日も引かない、または内出血が広がる
  • 関節がぐらつく、曲がり方が左右で違う
  • 痛みで物が握れない

当てはまるものが1つでもあれば、整形外科へ。「練習を休みたくない」と子供が言っても、指は後回しにしないでください。応急処置の基本は「子供の捻挫・突き指の応急処置」にまとめています。

オーバーユースのサイン

突き指のような一度のケガとは別に、使いすぎによる痛みがあります。指の付け根や手首の痛み、膝の下の痛み(ジャンプと低い姿勢の繰り返し)。「練習中は平気で、夜に痛い」が典型です。この段階で練習量の相談をコーチにできれば、長引きません。

NG「痛いなんて言ってたら、セッター取られるよ」
OK「最近、指とか膝、夜に痛いことある?」
痛みを言えない子にしないことが、ケガ予防の第一歩です。言ったら休まされると思っている子は、言いません。「痛みを言った=休む」ではなく「痛みを言った=量を調整する」と伝えておきます。

セッターを外された/変えられた時の対応

セッターは1人しかコートに立てないポジションです。変えられる日が来ます。その日の親の対応で、子供がバレーを続けるかどうかが変わります。

「なぜ」より先に「どう感じたか」

セッターを外された子は、「自分のトスが悪かったから」とすでに結論を出しています。そこに親が「なんで外されたの?」と聞くと、結論が固まります。先に気持ちを受け取ります。

NG「なんでセッター外されたの?何かやらかした?」
OK「セッター、変わったんだね。悔しかった?それとも、ちょっとほっとした?」
「ほっとした?」を入れるのは、本音を言える幅を作るためです。重圧ポジションを外されて、安堵する子もいます。それを言えないと、子供は悔しいふりを続けます。

配置の理由を、親が決めつけない

小学生の配置換えは「育成」の意図で行われることが多いです。別の子にセッターを経験させる、アタックを覚えさせる、ローテーションの都合。「お前のせいで外された」とは限りません。理由を知りたければ、次の項の文例でコーチに聞きます。

ポジションを変えられた時の気持ちの整理は、「子供がポジション変更に納得いかない時の声かけ」で詳しく扱っています。

コーチへの聞き方|配置の理由を責めずに聞く文例

「なぜうちの子をセッターから外したのか」と聞くと、クレームになります。「家でどう支えればいいか」の形で聞くと、情報が返ってきます。

文例:配置の理由を聞く

「いつもありがとうございます。〇〇が今回セッターから変わったことで、本人が少し落ち込んでいます。家でどう声をかけるのがいいか、先生のお考えを少しだけ教えていただけますか。本人に『育成のため』と伝えていいかも含めて」

ポイントは「家でどう支えるか」を聞いていること。コーチの判断を問い詰めていないので、理由も話しやすくなります。

文例:トスの指導方針を聞く

「セッターについて家で何か言うと、先生の指導とずれるのが心配です。家では技術のことは言わないようにしています。もし『これだけは家でも』ということがあれば教えてください」

コーチへの伝え方全般は「コーチに不満がある親へ」で扱っています。

OK/NG声かけ例|場面別まとめ

場面NG声かけOK声かけ
試合前「今日はトス全部決めてね」「レシーブ乱れても、上げられる範囲でいいよ」
試合中(保護者席)「もっと高く!」「ちゃんと上げて!」(声を出さない。拍手だけ)
トスが乱れた直後「今の何?」(反応しない。次のプレーを見る)
帰り道「なんでずれてたの?」「本数多かったね。お疲れ」
家で「セッターなんだから全部お前の責任」「①②③に分けてみよ」
アタッカーと合わない「合わせてあげなさい」「どっちが好きか聞いたことある?」
声が出ないと言われた「もっと大きい声出せ」「『上げる』だけ言えれば足りてる」
外された日「なんで外されたの?」「悔しかった?ほっとした?」
痛みを言った「それくらい我慢しなさい」「言ってくれてよかった。量を調整しよう」

保護者席からの「もっと高く!」は、セッターの子に最も届きやすく、最も手を縮ませる声です。親の声は、本人が一番拾います。試合中は拍手だけにしてください。

今日からできる3つの行動

  1. 次の試合の帰り道、「なんで」を一度も言わない。「本数多かったね」と事実だけを言う。
  2. 家で「①トス②レシーブ③アタッカー」の3つの箱を紙に書き、今日の場面を一緒に分ける。①から次の練習で直すものを1つだけ選ぶ。
  3. 歯磨きの間に片足立ち30秒を親子で始める。「夜に指や膝が痛いことある?」を週1回聞く。

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よくある質問(FAQ)

セッターに向いている性格はありますか?うちの子は引っ込み思案です。

セッターに必要なのは「大声で引っ張る性格」ではなく、落下点に速く入る足と、味方の好みを覚える観察力です。引っ込み思案な子は観察が得意なことが多く、セッター向きの面があります。声は「上げる」「ライト」などの連絡の声だけで十分です。盛り上げの声は、後からで構いません。

家でトスのフォームを教えてもいいですか?

おすすめしません。コーチの指導とずれると、子供が混乱します。家で支えるのは、指の感覚(天井トス)、膝と足首の可動、片足立ちの3つで十分です。「これだけは家でも」とコーチから言われたことがあれば、それだけを一緒にやってください。

トスのミスを子供自身がずっと引きずります。どうすればいいですか?

「全部自分のせい」になっている可能性が高いです。記事の「3つの箱」で、トスの分・レシーブの分・アタッカーの分に分けてください。自分の分が小さく見えると、引きずり方が変わります。ミスを引きずりやすい子への対応は、本サイトの「ミスを引きずる子供への声かけ」でも扱っています。

アタッカーの保護者から「トスが合わない」と言われました。

保護者同士で技術の話はしないほうが安全です。「子供同士で好みを話せるように、家でも後押ししますね」と返しておきます。合わないのは2人の間の情報不足であることが多く、保護者が間に入ると、子供たちが自分で話す機会を奪います。

突き指を「大丈夫」と言って練習を続けたがります。休ませるべきですか?

指先の関節が自分で伸ばせない、翌日も腫れが引かない、関節がぐらつく、物が握れない。このうち1つでもあれば整形外科へ。日本学校保健会のポータルサイトでも、放置すると変形に移行する可能性があるため受診が推奨されています。本人の「大丈夫」より、この4つの目安で判断してください。

セッターを外されて「バレーをやめたい」と言い出しました。

外された直後の「やめたい」は、ポジションを失った悔しさの表現であることが多いです。すぐに判断せず、「悔しかった?ほっとした?」で気持ちを受け取り、1〜2週間は様子を見ます。配置の理由をコーチに聞く時は、記事の文例のように「家でどう支えるか」の形で聞くと、育成の意図が分かることがあります。それでも続くなら、本人と環境について話し合います。

まとめ|親が責任の線を引き直せば、コートでトスの手が伸びる

  • セッターは全ボールに関わり、ミスが即失点で、人間関係まで背負う「責められやすい司令塔」
  • トスが乱れた日は、帰り道で「なんで」を言わず、家で①トス②レシーブ③アタッカーに分ける
  • アタッカーと合わないのは技術でなく情報不足。「好みを聞いたことある?」で動ける形にする
  • 「声を出せ」は3種類に分け、連絡の声だけで足りると伝える
  • 家メニューは指・膝足首・体幹の3つ。痛みがある日はやらない
  • 突き指は軽く見ない。4つの目安で受診を判断する
  • 外された日は「悔しかった?ほっとした?」。コーチには「家でどう支えるか」の形で聞く

セッターの子は、負けた試合の原因を全部自分の手の中に探します。親の一言で、その手の中から「自分の分」だけを取り出してやれます。次の試合の帰り道、「なんで」の代わりに「本数多かったね」。そこから始めてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療・専門的指導の代わりになるものではありません。お子さんの心身に気になる様子がある場合は、専門家にご相談ください。