「持久走大会、出たくない」。野球でもサッカーでも、普段は弱音を吐かない子が、この行事の前だけは言います。先に結論です。持久走大会を嫌がる子供には、順位以外の目標を先に渡してください。「歩かずに戻ってくる」「最初の200mを抑える」など、本人が走りながら自分で選べる行動を目標にすると、「走りたくない」は「これならやれる」に変わります。
この記事では、子供が持久走を嫌がる理由を4タイプに分け、タイプ別のOK/NG声かけ、順位から目標をずらす言い換え表、大会1週間前から当日朝までのタイムライン、走り終わった直後の第一声までを、そのまま使えるセリフで紹介します。練習メニューや走り方は扱いません。親が家でかける言葉に絞ります。
この記事の要点
- 持久走大会が嫌われるのは「順位が全員に見える」「苦しさが長く続く」の2点が重なるから
- 「走りたくない」の理由は、苦しさ/順位の恥/去年との比較/体の不安の4タイプ
- 目標は「順位」から「本人が走りながら選べる行動」にずらす
- 当日朝は「頑張れ」より「作戦の確認」。直後は「順位」より「作戦どうだった?」
- 体の不安(喘息・痛み)は声かけの前に、事実確認と学校への連絡を優先する
結論|持久走大会を嫌がる子には「順位以外の目標」を先に渡す
持久走大会は、ほかの競技と違う性質を持っています。順位が学年全員に見えること。そして、苦しい時間が5分以上続くことです。50m走の苦しさは10秒で終わります。サッカーの失敗は流れの中で消えます。持久走だけは、苦しい顔のまま、遅い順位のまま、校庭を何周も走らされます。
だから、普段は市大会や県大会で戦っている子でも、持久走大会だけは嫌がることがあります。これは根性の問題ではありません。「順位」しか目標が渡されていないことの問題です。順位は自分でコントロールできません。速い子が転ばない限り、自分の努力だけでは変えられない。コントロールできないものを目標にすると、人は不安になります。
スポーツ心理学の目標設定研究では、順位や勝敗といった「結果目標」だけを持つ選手より、自分の動きや行動に焦点を当てた「プロセス目標」を持つ選手のほうが、競技不安が低く、自信を保ちやすいことが報告されています(Kingston & Hardy, 1997)。持久走大会で親がやることは、この「プロセス目標」を子供と一緒に作ることです。具体的な言い換えは後半の表で示します。まずは、なぜ嫌がっているのかを見分けるところから始めましょう。
「走りたくない」の理由は4タイプに分かれる【診断表】
「走りたくない」の一言の中身は、子供によって違います。同じ言葉に同じ声かけを返すと、外れます。まず、お子さんがどのタイプに近いかを見てください。複数に当てはまることもあります。その場合は、いちばん上に来るものから対応します。
| タイプ | 子供がよく言う言葉 | 嫌がっている本当の中身 | 見分けるサイン |
|---|---|---|---|
| ①苦しさが怖い | 「息が苦しくなるのが嫌」「途中で死にそうになる」 | 苦しさそのもの。ゴールまでの見通しがない | 練習の話でも顔をしかめる。走った直後の記憶を語る |
| ②順位を見られるのが恥ずかしい | 「みんなに見られる」「後ろのほうで走るのが嫌」 | 苦しさより、遅い自分を見られること | 「何位だった?」と聞かれるのを避ける。応援に来てほしくないと言う |
| ③去年より落ちるのが怖い | 「去年◯位だったから」「今年は無理」 | 評価が下がる恐怖。期待への重圧 | 去年の順位が良かった子に多い。「別に」と言いつつ気にしている |
| ④体の不安 | 「走ると胸が痛い」「ヒザが痛い」「ゼーゼーする」 | 実際の症状、または症状への恐怖 | 特定の場面(寒い日・長い距離)で訴えが増える |
①と②は心の準備で対応できます。③は目標の立て方を変える必要があります。④は声かけの前に、事実の確認が必要です。順番を間違えると、④の子に「気持ちの問題だよ」と言ってしまい、体の不調を我慢させることになります。だから、この記事では④を独立した章で扱います。

タイプ別のOK声かけ・NG声かけ
4タイプすべてに共通するNGがあります。「みんな走るんだから」「そんなこと言わないの」です。これは子供の「嫌だ」を却下する言葉です。却下された子は、次から親に言わなくなります。言わなくなるだけで、嫌な気持ちは消えません。まず受け止め、そのあとにタイプ別の言葉を足してください。
①苦しさが怖い子には「苦しさの終わり」を見せる
このタイプの子は、苦しさが「いつまで続くのか」がわかっていません。見通しがないから、全部が怖い。親がやることは、苦しさを否定することではなく、苦しさに区切りを付けることです。
場面:「息が苦しくなるのが嫌だ」と言った時
NG声かけ
- 「そのうち慣れるよ」(慣れる前の苦しさを無視している)
- 「みんな苦しいんだよ」(自分だけじゃないと言われても楽にならない)
- 「もっと練習すれば苦しくなくなる」(練習を増やすことが目標になり、余計に嫌になる)
OK声かけ
- 「苦しいのは本当だよね。苦しくなるのは、だいたい何周目くらい?」(苦しさに場所を作る)
- 「一番苦しいところを過ぎたら、あとは楽になるって知ってた?」(終わりがあることを伝える)
- 「最後の100mだけ本気でいこう。それまでは楽に走っていい」(全力の区間を短く区切る)
②順位を見られるのが恥ずかしい子には「見ている人の視線」を変える
このタイプは、苦しさより「遅い自分が全員に見えている」ことが嫌です。親が応援に来ることすら負担になります。ここで「気にしなくていい」は逆効果です。気にしているのは事実で、それを否定されると余計に孤立します。
場面:「後ろのほうで走るのが恥ずかしい」と言った時
NG声かけ
- 「誰も見てないよ」(見られていると感じている子には嘘に聞こえる)
- 「順位なんて気にしなくていい」(気にしている自分を否定された気になる)
- 「ママも遅かったから大丈夫」(遅いことが確定した前提で話している)
OK声かけ
- 「見られてる感じがするんだね。走ってる時、みんなは何を見てると思う?」(相手も自分のことで精一杯だと気づかせる)
- 「順位じゃなくて、歩かないで戻ってきたら勝ちにしよう」(勝ち負けの定義を本人の行動に置き換える)
- 「応援、来ないほうがいい? 来るなら、どこにいてほしい?」(本人に選ばせる)
③去年より落ちるのが怖い子には「去年との比較」を外す
去年、上位だった子ほど、このタイプになります。周りの期待、自分の期待、両方が重い。親が「去年◯位だったんだから」と言った瞬間、去年の順位が今年の最低ラインになります。落ちることしか想像できなくなります。
場面:「去年より落ちるかも」と言った時
NG声かけ
- 「去年◯位だったんだから頑張れ」(去年が最低ラインになる)
- 「今年も期待してるよ」(期待が重圧になる)
- 「落ちてもいいよ」(本人はまだ落ちると決めていない。親が先に負けを認めた形になる)
OK声かけ
- 「去年のことは去年のこと。今年は去年より体も大きいし、周りも変わってる」(条件が違うことを伝える)
- 「順位は他の子次第。自分で決められるのは、どこで仕掛けるかだけ」(コントロールできる範囲に戻す)
- 「今年の目標は順位じゃなくて、自分で決めた作戦を最後までやれたか、にしよう」(評価軸をずらす)
④体の不安がある子には、声かけより先に「確認」
「胸が痛い」「ゼーゼーする」「ヒザが痛い」。このタイプに励ましの言葉は使いません。まず、いつ、どんな時に、どのくらい続くのかを聞き取ります。詳しくは後の章で扱いますが、ここで一つだけ。「気持ちの問題だよ」は、どのタイプにも言ってはいけませんが、④には特に言ってはいけない言葉です。
目標のずらし方|順位から「自分で決められる指標」へ【言い換え表】
ここが、この記事の中心です。持久走大会を嫌がる子供の目標を、「順位」から「本人が走りながら選べる行動」に置き換えます。ポイントは3つです。
- 走っている最中に、自分で判断できることにする(「速く走る」は判断ではなく結果)
- 達成したかどうかが、本人にわかることにする(「頑張る」は達成の判定ができない)
- 親ではなく、本人が選ぶ(親が決めた目標は、親の期待に戻ってしまう)
| よくある目標(順位・結果) | 言い換えた目標(本人が選べる行動) | タイプとの相性 |
|---|---|---|
| ◯位以内に入る | 最初の200mは、周りにつられず抑えて入る | ③に効く(仕掛けどころに集中) |
| 去年より順位を上げる | 一番苦しい3周目で、腕を振ることだけ考える | ①③に効く(苦しさに対処法を持つ) |
| 最後まで全力で走る | 歩かずにゴールまで戻ってくる | ①②に効く(「勝ち」の定義が明確) |
| 速いあの子に勝つ | 去年より1周多く、前を向いて走る | ②に効く(下を向く時間を減らす) |
| タイムを縮める | ラスト100mの目印を決めて、そこから本気を出す | ①に効く(全力区間が短い) |
| 恥ずかしくないようにする | ゴールしたら、走り終えた自分に「よし」と言う | ②に効く(自己評価を自分で持つ) |
言い換えた目標は、必ず本人に選ばせてください。親が提案するのは構いません。ただし最後の一言は「どれにする?」です。本人が「歩かずに戻ってくる」を選んだら、それがその日の全てです。順位が何位でも、歩かなかったら勝ちです。この約束を、大会の前に家族で共有しておきます。
文部科学省の小学校学習指導要領(平成29年告示)でも、高学年の持久走は「無理のない速さで5〜6分程度の持久走をすること」と示されており、順位や記録の短縮ではなく、自分の体力に応じて動きを持続することが学習のねらいとされています。つまり、「歩かずに走りきる」という目標は、学校が本来ねらっていることと同じ方向です。親が順位を求めなくても、何も損なわれません。
子「持久走、嫌だ。どうせビリのほうだし」
親「そっか。ビリのほうで走るのが嫌なんだね」
子「うん。みんな見てるし」
親「じゃあ今年は、順位は数えないことにしよう。代わりに一つだけ目標を決める。「歩かずに戻ってくる」か「最後の100mだけ本気」か、どっちがいい?」
子「……歩かないほう」
親「わかった。じゃあ今年の持久走は、歩かなかったら勝ち。何位でも勝ち。それでいこう」
大会1週間前〜当日朝の声かけタイムライン
目標を決めたあと、親が言葉をかける場面は決まっています。1週間前、前日、当日朝の3つです。それぞれ、言うことと言わないことを分けておきます。
1週間前|目標を決める。練習の話はしない
この時期に「練習しなさい」と言うと、持久走が「親に走らされるもの」になります。走り方や練習メニューはコーチや学校に任せ、家では目標の言い換えだけを済ませます。「今年は何を目標にする?」と聞き、本人に選ばせます。決まったら、冷蔵庫など目に入る場所にメモしておくと、当日朝に「これだったね」で済みます。
前日|「頑張れ」を封印し、準備物の話だけをする
前日の夜は、子供がいちばん不安を口にする時間です。ここで「明日、頑張れよ」と言うと、不安が増します。頑張れは「頑張っていない」という前提を含む言葉だからです。代わりに、体操服や靴の話、朝ごはんの話をします。事務的な会話は、子供を落ち着かせます。
場面:前日の夜、「明日行きたくない」と言った時
NG声かけ
- 「明日頑張れよ」(プレッシャーが増す)
- 「今さら何言ってるの」(気持ちを却下している)
- 「休んでもいいよ」(本人はまだ休むと決めていない。逃げ道を親が先に用意した形になる)
OK声かけ
- 「行きたくないよね。明日の目標、なんだっけ?」(不安を受け止め、決めた目標に戻す)
- 「靴、どっちで走る?」(事務的な話で落ち着かせる)
- 「終わったら、何食べたい?」(大会の向こう側を見せる)
当日朝|「頑張れ」ではなく「作戦の確認」
当日朝は、いちばん短く済ませます。目標を一つ確認して、送り出す。それだけです。言葉を増やすほど、子供の頭の中に親の声が残り、走りながら親のことを考えてしまいます。
場面:当日の朝、出発前
NG声かけ
- 「順位、楽しみにしてるからね」(順位に戻ってしまう)
- 「去年みたいに走れれば大丈夫」(去年が基準になる)
- 「絶対歩くなよ」(命令形は、目標を親のものにしてしまう)
OK声かけ
- 「今日の作戦は?」→本人が言う→「それでいこう」(目標を本人の口から言わせる)
- 「最初の200m、抑えるんだったよね」(作戦を一つだけ確認)
- 「行ってらっしゃい」(それ以上は足さない)
走り終わった直後にかけたい第一声
持久走大会の当日、いちばん大事なのは、走る前の言葉ではありません。走り終わった直後の第一声です。ここで「何位だった?」と聞いたら、それまでの準備が全部消えます。子供は「やっぱり親は順位を見ている」と学習します。翌年はもっと嫌がります。
第一声は、決めておいた目標に対する質問にしてください。「歩かなかった?」「最初、抑えられた?」。順位は、本人が言うまで聞きません。本人が「◯位だった」と言ったら、「そうか」と受け止めて、すぐに作戦の話に戻します。
場面:走り終わった直後(帰宅後・迎えの車の中)
NG声かけ
- 「何位だった?」(順位に戻る)
- 「去年より下がったね」(比較)
- 「もっと最初から飛ばせばよかったのに」(走り方の指導。親の仕事ではない)
- 「お疲れ。まあ、持久走は苦手だもんね」(苦手を確定させる)
OK声かけ
- 「お疲れ。作戦、どうだった?」(目標に対する質問)
- 「歩かないで戻ってきたんだ。約束どおりだね」(達成の確認)
- 「一番苦しかったの、何周目?」(苦しさを語らせる。来年の見通しになる)
- 「順位は他の子次第。自分で決めたことは、やりきったね」(コントロールできた部分を認める)
作戦が達成できなかった場合も同じです。「歩いちゃった」と言ったら、「どこで歩いた?」「その手前、どんな感じだった?」と聞きます。責めません。来年の作戦の材料にします。持久走大会は毎年あります。今年の会話が、来年の「嫌だ」を軽くします。
応援に行く場合は、走っている最中の声かけも関係します。「頑張れ」「抜け」より、「作戦どおり」「腕振れてる」のほうが、本人が決めた目標に沿います。観戦時の立ち位置や声のかけ方は子供の試合の応援マナーの記事でまとめています。
体の不安がある子(喘息・成長期の痛み)で確認すること
④体の不安タイプは、声かけではなく確認と連絡が先です。「走ると胸が苦しい」「ゼーゼーする」「ヒザや足首が痛い」。これらの訴えは、気持ちの問題として扱わないでください。
喘息がある子・運動でゼーゼーする子
運動をきっかけに咳や息苦しさが出る「運動誘発喘息」は、寒く乾燥した空気の中で長く走る持久走大会で起きやすい症状です。日本小児アレルギー学会の「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」では、喘息の子供の運動は制限するのではなく、適切な治療とコントロールのもとで参加できるようにすることが目標とされています。つまり、「喘息だから走らない」でも「気合で走る」でもなく、「主治医に相談して、参加の仕方を決める」が正解です。
- 主治医に「持久走大会がある」と伝え、事前の薬の使い方やウォームアップの指示を受ける
- 学校の担任・養護教諭に、症状と対応(吸入薬の携帯など)を事前に文書で伝える
- 本人には「苦しくなったら止まっていい。止まるのは負けじゃなく、約束」と伝えておく
成長期の痛み(ヒザ・かかと・すね)
小学校高学年は、かかとやヒザの成長痛が出やすい時期です。競技を頑張っている子ほど、普段の練習に持久走の練習が上乗せされ、負荷が増えます。「痛い」と言った日は、まずどこが、いつから、どんな時に痛いかを聞き、続くようなら整形外科へ。大会当日に痛みがあるなら、無理に走らせないことが、その後の競技生活を守ります。
場面:「走ると胸が痛い」「足が痛い」と言った時
NG声かけ
- 「気持ちの問題だよ」(体の症状を否定している)
- 「みんな痛いの我慢して走ってる」(我慢を強いている)
- 「本当に痛いの?」(嘘だと疑っている)
OK声かけ
- 「どこが、いつから痛い? 走ってる時? 終わったあと?」(事実の聞き取り)
- 「痛い時は止まっていい。止まるのは約束で決めておこう」(止まる許可を先に出す)
- 「学校の先生にも伝えておくね」(一人で抱えさせない)
今日からできる3つの行動
- 「今年の持久走の目標、順位じゃないやつで決めよう」と切り出す。言い換え表から2つ提案し、本人に選ばせる。決まったら冷蔵庫にメモ。
- 「一番苦しいのは何周目?」と聞く。苦しさに場所を作るだけで、見通しができる。答えが返ってきたら「その周を過ぎたら楽になるよ」で締める。
- 「何位だった?」を家庭のNGワードにする。大会当日の第一声は「作戦、どうだった?」に決めておく。祖父母にも共有しておくと、当日の食卓が守られる。
スポーツ庁の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」では、運動が「好き」と答える子供ほど体力合計点が高い傾向が毎年示されています。持久走を嫌いなまま大人にするか、「あの年、歩かずに戻れた」という記憶を残すか。分かれ道は、走り方ではなく、親が渡す目標と第一声です。
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よくある質問(FAQ)
持久走大会を「休みたい」と言われたら、休ませてもいいですか?
体の不調(喘息の症状、痛み、発熱)がある場合は休ませてください。気持ちの理由だけなら、すぐに「休んでいいよ」とは言わず、まず「何が嫌なのか」を4タイプで聞き取ります。多くの場合、目標を順位から「歩かずに戻る」などに変えるだけで、出る気になります。それでも強く拒む場合は、担任に相談し、走る距離を短くする・見学しながら参加するなどの選択肢を確認しましょう。
「歩かずに戻ってくる」を目標にしたのに、歩いてしまいました。何と言えばいいですか?
「どこで歩いた?」「その手前はどんな感じだった?」と聞いてください。責める言葉は要りません。歩いた場所と、そこまでの苦しさがわかれば、来年の作戦が立てられます。「来年は、その一つ手前の周でペースを落としてみよう」と、次につなげる会話で終えます。
親は応援に行くべきですか?子供が「来ないで」と言います。
本人の希望を優先してください。「来ないで」は、②順位を見られるのが恥ずかしいタイプによく見られます。「行かない」か「本人の視界に入らない場所で見る」かを、本人に選ばせます。行かない場合も、帰宅後の第一声は「作戦、どうだった?」です。応援に行かなかった日のフォローは、ほかの試合でも同じ形で使えます。
競技(野球・サッカーなど)では頑張るのに、持久走だけ嫌がります。なぜですか?
持久走大会は「順位が全員に見える」「苦しさが長く続く」「チームメイトに助けてもらえない」という3つの条件がそろう、珍しい行事です。競技で活躍している子ほど、「あの子、意外と遅いんだ」と見られることを恐れます。③去年より落ちるのが怖いタイプ、②順位を見られるのが恥ずかしいタイプが重なっていることが多く、目標を順位から本人の行動に移すことで軽くなります。
走り方や練習方法も家で教えたほうがいいですか?
走り方の指導は学校やコーチに任せ、家では目標と声かけに集中することをおすすめします。親が走り方まで教え始めると、持久走が「親にやらされるもの」になり、嫌がる気持ちが強まることがあります。練習メニューを知りたい場合は、当サイトの「持久走大会の練習方法」の記事を参考にしてください。
喘息があります。持久走大会に出てもいいのでしょうか?
主治医に「持久走大会がある」と伝え、判断を仰いでください。日本小児アレルギー学会のガイドラインでは、喘息の子供も適切な治療とコントロールのもとで運動に参加できるようにすることが目標とされています。参加する場合は、学校に症状と対応を事前に伝え、本人には「苦しくなったら止まっていい」と約束しておきます。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療・専門的指導の代わりになるものではありません。お子さんの心身に気になる様子がある場合は、専門家にご相談ください。



